妊活中に飲むドリンクは気をつかっている人も多いのではないでしょうか。
ここでは妊活に効果的があるとされる妊活ドリンクをご紹介します。
また、妊活中に気をつけるべきドリンクについて、その理由と注意するポイントも解説していきます。
妊活中におすすめのドリンクは?
日々の生活で欠かせないドリンク類ですが、妊活中に飲むなら少しでも妊活に良いものを取り入れたいですね。
葉酸を多く含むおすすめのドリンク
葉酸は妊活中(妊娠前)から摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを下げることができます。妊活中には必須の栄養素ですね。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」では、葉酸の推奨摂取量は240㎍とされていますが、妊活中、妊娠初期の女性は追加で240㎍の追加摂取が推奨されています。
葉酸が含まれる市販のドリンクは種類が少ないので、葉酸を多く含む食材を使ったドリンクを選ぶのがおすすめです。
【葉酸が多く含まれる果物を使ったドリンク】
マンゴー、いちご、さくらんぼ、キウイ、メロン、バナナ
【葉酸が多く含まれる果物を使った野菜】
ほうれん草、ブロッコリー、えだまめ、芽キャベツ
ここで紹介した葉酸を多く含む果物を使ったフルーツドリンクは手に入りやすくおすすめです。一方で、葉酸を多く含む野菜を使ったドリンクはあまり見かけませんが、牛乳と野菜と果物でスムージーやフレッシュジュースを作るとおいしく葉酸を摂れるのでおすすめの方法です。
妊活中の一押しドリンク「麦茶」
日本人なのでお茶はどうしても飲みたくなると思います。そんな時におすすめなのが麦茶です。
麦茶はノンカフェインなので、妊活中はもちろんのこと、妊娠中にも安心して飲めるおすすめのお茶です。
御存知の方も多いと思いますがカリウムやミネラルが豊富で、実はカルシウムや鉄分も豊富なので、妊活中の栄養面でもおすすめのドリンクです。
抗酸化作用で妊活をサポート「ルイボスティー」
ルイボスティーはポリフェノールが多く含まれているので、高い抗酸化作用があるとされています。
ルイボスティーの抗酸化作用によって子宮や卵子の老化防止の効果も期待できると言われているのでおすすめのドリンクです。
またノンカフェインでミネラルも豊富なので、今まで飲んだことがないという人も妊活をきっかけにチャレンジしてみる価値があるドリンクの一つではないでしょうか。
種類によって効果が違う「ハーブティー」
コンビニなどでも無添加のハーブティーが手軽に購入できるので、おすすめのドリンクがハーブティーです。
ハーブティーは香りがよく、リラックス効果や体を温めてくれる効果が期待できるものもあるので、ストレスの溜まりやすい妊活中におすすめです。
ただし、ハーブティーと一口に言ってもたくさん種類があり、それぞれに効果が違うとされています。
目的にあったハーブティーを選んでみてください。
- 冷え対策:ジンジャー、エルダ―フラワー
- 鉄分補給:ラズベリーリーフ、マルベリー、ダンディライオン
- 安眠、快眠:ローズ、ラベンダー、パッションフラワー、リンデン
- ストレス対策:レモングラス、ペパーミント
- 疲労感対策:ハイビスカス、ローズヒップ
妊活中の温活効果に期待?「黒豆茶・タンポポ茶」
黒豆茶やタンポポ茶のような漢方茶には血行促進やアンチエイジングの効果があるとされています。
血流を良くすることで妊活の大敵「冷え対策」ができるのでおすすめのドリンクです。
子宮内膜に良い影響?「ソイプロテイン」
プロテインも妊活中におすすめのドリンクの一つです。
しかし、プロテインにはたくさん種類があるのでおすすめのプロテインの種類と選ぶ際の注意点もご紹介します。
プロテインは大きく分けてホエイ(牛乳由来)、ソイ(大豆由来)の2つがあります。
妊活中におすすめなのはソイプロテインです。
ソイプロテインは大豆由来のたんぱく質で、イソフラボンが豊富に含まれているので、妊活中には嬉しい子宮内膜を厚くしてくれる効果が期待できます。また、卵子をはじめ体の基となるたんぱく質も同時に摂取できるので、基礎代謝もあがり基礎体温の上昇にも期待できるなど、色々と妊活に良い影響が期待できるおすすめのドリンクです。
【妊活中のプロテイン選びの注意点】
プロテインには添加物を多く使用している物もあり、妊活中には避けた方が良い人工甘味料、保存料、着色料などが入っている物が多いです。
また、添加物以外にもビタミンAが含まれているものは摂取量に注意が必要です。
しっかりと成分を確認して、添加物が極力入ってなく、たんぱく質以外の栄養素も入っているものを選ぶのがおすすめです。
妊活中に避けた方が良いドリンク
必ず知っておきたいおすすめできないドリンク3選
1. アルコール類(お酒)
お酒は少しでも飲んだらいけないのかというと、そういうわけではありません。
アルコールドリンク類は妊活に良くないとされていますが、実際にはどれくらいの量で、どれくらいの期間摂取しつづけると妊娠に影響するのかの明確なデータはありません。
ただし、お酒の飲みすぎは妊活中だけでなく、通常時でも健康に害を及ぼすこともあるので、適量にするか我慢することをおすすめします。
2. コーヒー・紅茶
カフェインの含有量が多いコーヒーや紅茶は体を冷やす効果があるので、妊活中には避けた方がよいドリンクの一つだとお伝えしています。
ただし、こちらも一口でも飲んだらダメなドリンクではありません。今まで飲んでいたコーヒーや紅茶を急にやめるとストレスになる場合もあります。
妊活中にストレスは大敵なので、1日1杯などと決めて適量を守ったり、徐々に減らしていくなど、無理しすぎない範囲で控えることをおすすめしています。
3. ハーブティー(一部の種類)
妊活に良いとされるハーブティーですが、たくさん種類がある中でいくつかのハーブティーは妊活中や妊娠中には飲むのを控えてください。
妊活中に飲んではいけないハーブティー2選
妊活中におすすめのハーブティーがある反面、厚生労働省関連のサイトでも注意喚起がされているハーブティーもあります。
それが「ローマンカモミール」と「フィーバーフュー(夏白菊)」です。どちらも子宮を刺激する作用があるので妊娠中は使用しないようにと注意されています。
※子宮を刺激(堕胎促進、月経促進、子宮収縮)
参照:厚生労働科学研究データベース
参照:厚生労働省 eJIM
妊活中におすすめのドリンクと栄養素
妊活中は食べる物に気をつける人が多いですが、食べ物と一緒に日常で摂取するドリンクも気をつけましょう。
妊活に良い効果が期待できるドリンクと日々のバランスの良い食事をすることで、妊活の基礎となる体づくりをしていくことが大切です。
しかし、仕事、家事、妊活や不妊治療と忙しい日常でバランスの良い食事やドリンクまで気をつけるのは難しい時もあります。
そんな時は妊活用のプロテインもあるので、活用してみるのもおすすめです。
妊活用なので添加物への配慮や栄養バランスも良いプロテインもあるので、おすすめです。
妊活中はストレスが多くなりがちなので、無理しすぎず手軽に日々の栄養補給をして、一日でも早く妊活を成功させましょう。